
初めての一人暮らし、初めての海外生活、期待に胸を躍らせる一方でホームシックになって塞ぎ込んでいる人もいるのではないでしょうか。
その寂しい思いを無理に吹き飛ばそうと頑張っていませんか?
せっかく留学に来たのに、いきなり思わぬ壁にぶち合って自己嫌悪していませんか?
しかし安心してください。そんなに無理しなくて大丈夫です。
そもそもホームシックにかかるというのは素敵なことなんですから!!そして、直にホームシックなんて吹っ飛んでいきます。
この記事では、
・私のホームシック実体験
・どうやってホームシックを吹っ切ったか
・ホームシックになれるのは素敵なこと
について書いていきます。
この記事を読んで、自分だけが寂しい気持ちになっているわけではない、恥ずかしいことではないのだから焦らなくて良いと分かってもらえればうれしいです。
私のホームシック体験記

もともと精神的に親離れをしたくて留学をしたので、前日まで
「やっと一人暮らしできる、しかも海外で。やっほーー!」状態でした。
しかし、そんなお祭り気分も渡航当日になると不安な気持ちが大きくて、すでに軽く塞ぎ込んでいました(笑)
そして、空港の保安検査場で家族と離れると笑えなくなって、飛行機に乗った途端に大泣きしてしまいました。
留学先に着くと、もう頼りに出来るのは自分しかいない、尻拭いをしてくれる母はいないと思って腹をくくれました。
しかし、自分の家に入って落ち着くとやはり寂しさは戻ってきました。泣くほどではないけれど気分は晴れないまま。
友達や親、兄弟と離れることがこんなに寂しいことだと思わなくて、「今、私は世界でひとりぼっちや…」と思っていました。
どうやってホームシックが治ったか

こんなに大げさに書いていますが、私のホームシックは3日と持ちませんでした。
というのも、
・寂しさを紛らわせるために色んなことをした
・忙しさのあまり、家族が寂しいという感情を忘れてしまった
からです。ちなみに何をしたかというと、
連絡しまくった
友達も家族も私の留学にとても心配してくれたので、留学先に着いてから電話など連絡を入れまくりました。
祖父母は私以上に留学生活に対して不安を感じてくれており、電話口で祖母がてんてこ舞いになってくれているのを感じて逆に安心できました。
はまるものを見つけた
日本にいるときから日課のようになっていた、ツムツムなどのスマホゲームや漫画アプリを楽しんでいました。
ただ遊んでばかりはいられないので、語学学習がてら洋画を見ていました。
ルームメイトがカナダとオーストラリア出身ということもあり、共有スペースでスクリーンに映してハリウッド映画を見て、字幕をつけてもらい英語の勉強をしながら見ました。
Netflixなどの動画配信サービスでは、1話1時間半弱くらいのものがシリーズ化されているので、はまれば時間を忘れるに持ってこいのものです。
また、Netflixは契約する場所で見られるコンテンツが異なるので、日本では見られないものを見たい方にはおすすめです。
一期一会を大切にする
実は留学先へ行く飛行機の中、寂しくて泣いていたら隣の座席に座っていたお姉さんが話しかけてくれました。
お姉さんと話しかけてきてくれたおかげで、悲しさを紛らわすことが出来ました。
寂しいが故にそういった人の優しさやぬくもりを強く感じることが出来るのだなと、ホームシックになって気づくことが出来ました。
だから、「自分は一人ではない」と実感するために日常の何気ない挨拶や、話しかけてくれた人をとても大切にし、人と関わる時間を大切にしました。
日記を書く
あまりに寂しくて、もうこんな経験することなんて無いんじゃないかと思って、日記を書きました。
単に感情を記録するためだけに始めたのですが、これが意外とホームシックを治すのに効果があります。
自分の思いを書くと、一人で悩んでいるときは重大なことのように思えるのに、紙面上で整理されると、とても単純で軽いことのように思えるのでおすすめです!
忙殺される
ホームステイをしていると別ですが、留学先では自分で家事炊事をこなさなければなりません。
本気で掃除や料理に取り組むと、かなりの時間が取られてしまいます。
それに加えて語学学習を含む学校の勉強、クラブ活動、私はアルバイトもしていたので仕事もあります。
留学生活も最初のうちは何もかもが新鮮で寂し思うでしょうが、しばらくすると日常に変わるので、日々忙しくてホームシックなんて言っている余裕はいつしか無くなっています。
他の悩みに頭を奪われる
留学生活にまつわる悩み事は、ホームシックだけではありません。
友達が出来ない、思った遺贈に語学力が伸びていない、授業について行けてない、太った…など様々に出てくることでしょう。
日々、一生懸命生活をしていると他の悩みも出てくるので、日本が寂しいなんて悩み事はいつしか忘れているでしょう。
結果的にホームシックになって良かった

以上、どうやってホームシックという辛くて寂しい気持ちを乗り越えたか書きましたが、私は無理に乗り越えなくて良いと思います。
なぜなら、元々いた場所を恋しく思えるなんてとても素敵なことだと思うからです。
私は留学に行く前は、「前」しか見ていませんでした。
未来と見知らぬ土地での生活に胸躍らせ、留学先や留学後の自分の輝かしい将来のことしか考えていませんでした。
確かに海外での一人暮らしは憧れでした。
しかし、ホームシックになってもう一度大切なことを思い出すことが出来たのです。
日本にいたときは鬱陶しいと思ってた人間関係のしがらみや、飽き飽きしていた地元の風景も、本当は自分の中でとても大事な部分を占めていたのだなと気づくことができました。
私は地元や家族を大切に思っており、彼らのおかげで今好きなことをさしてもらっているなと顧みることが出来ました。
なので、寂しいと家族や地元を愛慕するのは、私たちの心の成長に必要なことだと思います。
今はつらく悲しいかもしれませんが、せっかくのホームシックをじっくり味わってみるのも良いのではないかと私は思います。
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